「もう一度防水道具に力を!!」
創業当時の店舗
94年前、防水工事用アスファルト刷毛の販売を創業者・尾崎亀吉が大阪市西区の小さな町の
一角で始めました
その思いを息子の房太郎(祖父)が引き継ぎ力を入れ毎日のように出荷した時代もありました
その後防水道具は発展を続け、時代の変化によりアスファルト刷毛の影がだんだんと薄れていく姿が
見てとれました
その光景になにかしら寂しさを感じたのを覚えています
月日は流れ,2013年にはアスファルト刷毛に力を入れた房太郎も他界
その間際に言った言葉が、「尾崎亀商店としてまたひとつ時代にあった防水道具に力を入れなさい」です
この言葉が、トーチ工法用バーナー「ターボルーファー」の開発につながる第一歩だったとは
当時は思いもしませんでした
トーチ工法用プロパンバーナー
二代目社長・房太郎
これまで数々の商品、転圧ゴムロ-ラーやトンボ、耐熱水杓などの防水工事に欠かせない道具を
販売してきました
しかし,以前から倉庫の片隅に力を注ぎきれてない道具がありました
その道具は会社設立当時から取引のある会社で,当社のことを大切にしていただき、
高火力、高性能のトーチ工法用プロパンバーナーを出荷数が少なくても製作してくれました
祖父の遺言でもある「時代にあった防水道具を」という言葉がトーチ工法用プロパンバーナーの
改良への思いとつながり
、長きにわたり当社に継続して製作していただいている想いに応える、
この2つを力にトーチ工法用バーナー「ターボルーファーV2」を開発しました
時代にあった高性能のすばらしさを全国の防水職人さんに実感してもらいたいと思っています
すばらしい道具を提供
配送車と房太郎
この業界にはすばらしい道具はいくつもあります まだまだ防水道具も進化をしていくと思います
なにぶんのろまな亀ではありますが,この進化に遅れをとらず前に進みたいと思っていますので
今後ともご愛顧のほどよろしくお願いします
(㈱尾崎亀商店 代表取締役 尾崎吉則 防水ジャーナル 2016年5月号掲載)